1.はじめに
こんにちは。せれすと申します。今回はこわたりさん主催のカチコールのくるりん杯に参加させていただきました!
【仲間大会開催情報】
— こわたり (@CoralCwtr) 2023年10月31日
お待たせいたしました!
カチコールのくるりん杯の情報を決定させて頂きましたので詳細を挙げさせていただきます- ̗̀ 📢💭
参加希望など少しでも気になることがありましたら、こわたり(@CoralCwtr )のDMまでご連絡下さい!#ポケモンSV #仲間大会 #カチコールのくるりん杯 pic.twitter.com/nJ1iIzn4AA
簡単なルールとしては、カチコールのみで行う2:2のダブルバトルです。
自己再生と眠るが禁止なので進化後お得意の耐久戦法は難しそうでしょうか。
2.事前考察
カチコールの基礎性能
種族値 55-69-85-32-35-28 (304)
特性:アイスボディ 頑丈 (マイペース)
物理技:雪雪崩 アイススピナー つらら針
ストーンエッジ 岩雪崩 岩石封じ
噛み砕く ジャイロボール 地ならし 高速スピン 捨て身タックル
特殊技:凍える風 吹雪
変化技:呪い 鉄壁
守る 雪景色 オーロラベール 身代わり
※自己再生、眠るは禁止
物理によった種族値ですが、鈍い・鉄壁・雪景色と防御を上げる手段が多いのが特徴。CとDの種族値が近いので特殊でも十分な火力が出せます。
特性はアイスボディ・頑丈の選択。頑丈は言わずと知れた強特性で、どんなに高火力を出しても耐えられてしまうということでこのルールでも脅威となるでしょう。
一方アイスボディは天候が「ゆき」のターン終了時、HPを1/16回復する特性で、再生技が禁止の中、貴重な回復手段となるでしょう。
テラスについて
構造としては
- 初期のタイプである氷
- 氷に抜群が取れる岩炎鋼闘
- 耐性が強く、岩炎に抜群が取れる水
- 呪いが打て、格闘にも強い霊
となっています。
このルールにおいて重要なのは「ダブルバトルなのでどちらか一方は氷タイプのままになる」ということです。そのため攻め重視のテラスなら岩炎鋼闘の中から選択になるでしょう。
また、これらのタイプのうち岩炎鋼は互いが互いの弱点および耐性になっており、半減の少なさと相性有利の多さから攻めで使うなら格闘という見解です。
ただし、岩はテラバースト以上の火力がでるストーンエッジ・必ずどちらか一方には抜群で入る岩雪崩・S操作ができる岩石封じと物理技に強豪ぞろいなので採用価値は十二分にあります。
一方、受け重視に組むなら水タイプをおススメ。炎鋼氷を半減しつつ岩と炎への打点となります。また、冷や水の打点が伸びるのも優秀。半減されるのもせいぜいミラーくらいで、打点として安定していますね。
変わり種としてはゴーストテラス。普段は積み技として機能する鈍いをダメージソースである呪いに変化させられます。また、先ほど一番強いと評価した攻めのテラスである格闘にスーパー有利であり、それらのタイプについても等倍で打ちあえるので普通に安定しています。裏目はかみ砕くだけかな?
何が強い?
一体集中
このルールはダブルバトルですが、二体の攻撃で相手の一体を行動される前に落としきれたらダメージレース的にスーパーGODウルトラアルティメットになることができます。ですがカチコールは結構硬い上に輝石を持つことができるので確実に落としきるためには眼鏡や鉢巻が必須となります。
凍える風
相手二体のSを下げれるのでめちゃんこ強い。頑丈を剝がしたり、ちょっと足りない打点を補ったりできるので拘らずに殴りあうなら必須級の技。
両守る
相手のテラスを見てから動けるので最強。ですがこのプレイングをできる構築は限られており、鈍いや鉄壁などの積み技が致命傷にならず拘りアイテムを持たないような構築にする必要があります。要するに凍える風×特殊打点みたいなのが一番強く使えるってことですね。
岩雪崩
命中90威力75の範囲攻撃技。岩タイプの範囲攻撃なので相手カチコールのどちらか一方には弱点が付けるということで腐る場面が少ないです。
しかもイカレてるのが3割で怯みがついてくること。計算が間違っていなければ上から岩雪崩を打つだけで相手のポケモンを最低一匹怯ませることができる確率は約46%。これが普通に火力出しながら降ってくるってんだからヤバいとしか言いようがない。
対策としては凍える風や岩石封じでできるだけ上から打たせない、鋼テラスなど耐性で受ける、祈ることである。隠密マントとか持ってる余裕もないし。
構築案
ここからは具体的に私の考えた構築を時系列順にみていきます。
地ならし+弱保岩テラス雪崩or特殊テラバ
ギミック構築。岩半減テラスに泡吹いて倒れることになります。火力は一級品ですが、同速勝負になる場面も多いです。
CS眼鏡格闘テラバースト+HAスカーフ岩石封じ
安直な攻め構築。相手ポケモン一体に岩石封じとテラバーストをぶつけて数的有利を取っていきます。ぶっちゃけこれと似たような構築が結論だったと思います。
HS水テラス食べ残しこごかぜ+HD輝石
ここら辺で耐久型に期待し始めます。特性をアイスボディで採用することで雪景色で氷タイプの防御を上げつつ回復することができます。
最速こご風を打つことであわよくば隣で上から雪景色を打ち、二ターン目からは守るで体力管理をしつつ上から冷や水・鉄壁・オーロラベールで要塞化を狙います。
この構築の欠点としては打点不足があげられ、相手アタッカーがアイスボディだった場合、雪景色で相手も回復させてしまうため泥沼化してしまう・片方が倒されたときにリカバリーができないという問題が生じました。
HSゴーストテラス+HD輝石
HS 食べ残し 霊テラス
守る 身代わり 凍える風 呪い
HD輝石 テラス切らない
守る 雪景色 オーロラベール 冷や水
①初手のS操作で上から雪景色→オーロラベールを貼る
②耐久上昇を活かして身代わりを維持、もしくは守る身代わりでグライオンみたいにする(食べ残し+アイスボディで1/8回復)
③回復出来たら呪い
うーんやる事多すぎ!打点不足は解消できたかもしれませんが、そこまで遂行できるほどの耐久はカチコールにはない。呪いは耐久ミラーには強いんですがどうしても自傷ダメージが痛い。
この辺で「一体火力集中が強い!」と明確に分かってきたので自分自身は火力集中を狙いつつ相手の集中に対して強くなる構築を探し出します。
両守る→Wこごかぜ
両守るから入ることで相手の動きを把握できます。相手が凍える風を打ってきた場合は2匹とも凍える風を打ち、S操作を行わない相手には一回の凍える風+何かしらの技で殴っていくという条件分岐ができ、柔軟に戦うことが出来ます。
凍える風の削りを行った後に、テラスを切っていないほうの相手に氷に対して弱点を付ける技を打つことで2:1の状況を作りやすく、相当期待していた構築でした。
ただ結局輝石を持っていない側の味方に火力集中されるときつい(眼鏡テラバ+鉢巻ストーンエッジなど)、岩雪崩ひるみが避けられない、火力UPアイテムを持ちにくいので打点不足になるのでは?などといった問題点から別構築を組むことにしました。結構結論ににじり寄ってはいると思います。
スカーフ岩雪崩+輝石テラバースト
一体集中に対する回答として「輝石で耐える」の一つだけだと輝石を持っていない側に集中された場合に死亡することになります。そこで見つけたのが拘りスカーフです。スカーフを持つことで必ず上から負荷をかけることで、スカーフ側が倒されたとしても既に行動を終えているのでディスアドバンテージを限りなく小さくできます。
そしてスカーフ側の技選択として適しているなと思ったのは岩雪崩です。両側に負荷をかけながら怯みも狙えるため打てば打つほどアドバンテージになると考えました。ここからは「輝石で耐える」「スカーフで先に行動を終える」という一体集中に強い2匹を並べることを目標に考えていくことになりました。
ですが、スカーフにも欠点があり、それは柔軟性の欠如です。例を挙げると、味方の輝石側が倒れた後、相手の鋼テラスや鉄壁を積んだカチコールと対面すると岩雪崩で拘っているためまず勝てません。
また凍える風もきつく、単純にS操作してから殴られるだけで厳しいです。その上こちらが凍える風を打つという選択肢は取りづらく、スカーフで隣は上を取り続けられるのにわざわざ一手番消費してやることが微小ダメージとS操作というのはうーん…となってしまう。
スカーフ岩石封じ+眼鏡テラバースト
岩石封じのS操作から眼鏡テラバーストで吹き飛ばす構築。岩雪崩よりも汎用性のない技で拘ることになるので使えない。
スカーフ岩雪崩+眼鏡臆病CSテラバースト
岩石封じなんかしなくても同速勝負に勝てばいい。というのも相手二体に同時に同速負けしなければ特性頑丈を盾にしてテラバーストをぶちこめるのである。輝石と比べて耐久は落ちていますが、火力で相手のポケモンを一体落とせたほうがアドバンテージが大きいと考えてこのパーティを使うことにしました。
ただ凍える風やテラバースト側への集中に弱いのは継続なのでなんとも言えません。
構築
カチコール
意地っ張りAS252H4@拘りスカーフ テラスは切らないのでそのまま
技:岩雪崩のみ
HC凍える風みたいなのに若干強めにするためにAS振り。
カチコール
臆病CS252H4@拘り眼鏡 格闘テラス
技:テラバーストのみ
一貫性のある格闘テラス。同速勝負するための最速。
3.対戦記録
眼鏡テラバーストを打った側の相手を集中した側、打たなかったほうを集中してない側と呼称します。
一戦目
相手の集中していない側が鋼テラス。
先制して岩雪崩を当てると集中した側の弱点保険が発動しますが、こちらのテラバーストで処理。鋼テラスした集中していない側が鈍いを打ちますが、格闘テラバーストで突破し勝利。
二戦目
相手の集中した側が岩テラスからの先制岩雪崩。(記憶が正しければスカーフ?)
その後こちらの雪崩→格闘テラバーストで岩テラスした相手を突破。集中してない側は怯み。殴って勝利。
三戦目
相手テラス無し。集中した側を落としきり、していない側を怯ませたので勝ちを確信したところで相手がゴーストテラス。しかも鉄壁。格闘テラバーストは無効で岩雪崩のダメージも食べ残しで回復されます。急所に当てることもできず積み終わった後呪いで負け。
四戦目
どちらかが風船で浮いていましたが、名前が同じだったのでどちらなのかは分かりませんでした。
集中していない側が格闘テラス。先制して雪崩をぶつけ、集中していない側が凍える風。S関係が逆転したので集中した側が岩雪崩を打ってきます。最後に味方の眼鏡の行動ですが、ここでなんと怯んでしまう。
次のターン。集中していない側が味方の眼鏡の方に格闘テラバーストを打ちますがギリギリ耐える。その後味方スカーフ側の岩雪崩。そして相手の岩雪崩ですが味方の眼鏡側に外れます。最後に眼鏡テラバーストで集中した側を落としますが、返しのターンの集中していない側の凍える風で味方を同時に落とされて負け。
4.感想
当たったのが「積み・耐久」「凍える風」「岩雪崩」と事前考察は大きく外れていないものの、仮想敵だった眼鏡や鉢巻で火力集中してくる型はおらずうまく刺さらなかったな、という印象。結果は5人中3位。
また、多くの方がカチコールにニックネームを付けていらっしゃり、(持ち物が風船の方はどちらに持たせているか分からなくするためにカチコールのままでした)そういうカチコールへの愛からも試合は始まっていたのかもしれません。
使用素材
トップページ|ポケモンずかん (pokemon.co.jp) より画像を引用
https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=24584522&word=%E6%B0%B7%E6%9F%B1%E3%81%A8%E9%9B%AB