SV絡め手カップ
0.絡め手カップについて
変化技限定シングル1on1「絡め手カップ」エントリー受付開始しました!(育成済ませてチーム作ってからでないとエントリーできないので注意)
— たゆってる@絡手杯 (@terutayu) 2023年3月11日
大会IDは「C8R30F」
一位にはニンプリ2000円、二位にはニンプリ1000円の賞金も出るので是非参加してください
#ポケモンSV #NintendoSwitch #仲間大会 pic.twitter.com/kv6eiXRT2X
たゆってるさんが主催されたSVでの変化技限定の仲間大会です。
重要なルールをまとめると
・覚えさせていい技は変化技のみ(指を振るで攻撃技が出るなどは可能、悪あがきも可能)
・選出するのは一体のみ
・パーティに入れていい数には制限がなく持ち物とポケモンの重複可
・制限時間5分、持ち時間3分
といったところ。さっそく考察していきましょう。
1.一番やばいコト
変化技1on1って言ってるのに変化技効かないサーフゴーが…
ん?
ん????????????????
ということでめちゃくちゃ時間が短いです!!!
検証してみたところノーマルルールでは1ターンの選択時間が1分なので
1分待機→1ターン目→1分待機→2ターン目→1分待機→3ターン目→1分待機 制限時間!
(持ち時間切れによる勝利判定よりも制限時間切れによるTODが優先される)
といった風に時間を稼げば3ターンで試合が終わります。演出が少なかった場合でも最大4ターンが限界かな。これはTODをするしかないな!!!!
2.一応サーフゴーについて
とはいえこいつに触れないことには始まらないということで考えていきましょう。
まずは技から。
攻める手段
・トリック
押し付けるのはスカーフ、毒毒玉、火炎玉、くっつきばりが想定される。毒毒玉は自身が鋼タイプのため毒にかからず、トリックを押すまで持ち物がばれないという面でも優秀。スカーフは言わずと知れたパワーカード。くっつきばりはミラー負けするのがあまりよろしくない。
・砂嵐
今まで全く気にしていなかった技がまさかの環境入り。従来は相手の技を対策するのにスペースを取られて採用されていなかった面があったがインチキ特性をもってやっと活躍の場が出来たといったところか。鋼テラスで見えないところから対策を食らってしまうのが難点。
・怪しい光
起こせ確変。
その他
自己再生、眠る、身代わり、電磁波
さて次は具体的な対策。
①型破り
特性が邪魔なら無視すればいい。型破りで挑発を持っているポケモンはルチャブル、オノノクス一族、バスラオ。これで勝つる!!
…と言いたいところだが今回のルールはとにかく時間がないのが特徴。サーフゴー側が守る→メンタルハーブ発動→守る→挑発を受けるが悪あがきはしない と時間を使いながら選択すると、HP総量のTODによりサーフゴーが勝ちます(多分)。あほくさ。ということで単に挑発を打つだけではなく何かしらの手段でダメージを与えたいところ。
②TOD
サーフゴーのHP種族値は87。なので88以上のポケモンを努力値をHPにぶっぱして制限時間まで待てば勝てます。その際サーフゴーからはトリックと砂嵐による攻撃を受けるので前者は身代わり、後者はテラスタルなどによって防いでいきましょう。
総評としては対策自体はできなくはないが無論強い、という立ち位置。特にトリックの持ち物じゃんけんまで考えると若干面倒。また、鋼テラスをすれば砂嵐を防げると簡単に言ったものの変化技環境ではいたずら心対策の悪テラスもしたいので存在自体が影響を与えている。
禁止にするかどうかは悩ましいが、するしないで全くの別環境となることが想定される。
3.実際の考察
ここからは私の考察を思いついた順に書いていきます。
とりあえず挑発強いし鈍感のポケモン調べるか~
→こいつ強くね?
・鈍感
・HP150でTOD超有利
・ゴーストテラス呪いに対する回答が環境に少ない
→でもこいつじゃサーフゴーに全対応できないなぁ
→ドオー強くね?
・霊テラス呪いができる
・タイプ上サーフゴーの毒玉と砂嵐をシャットアウトできる
・挑発に弱いと感じたが時間の短さからメンタルハーブを持てば気にならない
→でも火炎玉とスカーフに両対応できる技選択が思いつかないなぁ
→最強ポケモン来た!
・鈍い持ち、HP130
・特性うるおいボディにより雨ごい連打で状態異常と砂嵐を両方防げる
勝ったな、ガハハ! エントリーしよ!
エントリー終了後
……あれ? サーフゴーにスカーフトリックされたらS関係逆転しないか?
こっちが上取るから相手に下から砂嵐されたら負けないか?
絶望。
4.実際使用したパーティ
シャワーズ @メンタルハーブ
呑気HB252A4 うるおいボディ 霊テラス
呪い 守る 眠る 雨ごい
勝てると思ったんだけどなぁ…。
ひたすら遅延しながら技押すポケモン。普通のポケモンには守る→呪い→眠るの順で打つことで5分使い切って勝つことができる予定でした。サーフゴーには雨ごい連打でうるおいボディにより状態異常の対策と砂嵐の対策を兼ねることが出来る…はずでした。
一応役に立つことを書いておくと挑発勢に対する立ち回り。
1 相手挑発 こちら守る
2 相手挑発 メンタルハーブを発動し、呪い
現時点でこちらの体力は半分+1(HP最大値が奇数) 相手3/4+1
3 相手が回復してきた場合 こちらは眠れるのでHP満タン ターン終了時、呪いダメージが相手に入るのでTODで勝てる
相手が挑発を打った場合 こちらは眠れないので呪いダメージが入ると体力はお互い半分+1
さて、ここでTODの仕様ですがポケモン残数→HP割合→総HP量といった感じです。
残数が同じなのでHP割合となりますが、この判定は小数点以下切り捨てです。(実際検証しました)よってお互い50.○○…のところを切り捨てて50、つまHP割合は一緒です。
よってTODは総HP量によって決まります。その際シャワーズのHP種族値は130と高いため同じ半分でもHP実数値が高いことが多いです。
長々と語ってきましたが要するに挑発連打される分には相手がHP種族値130未満なら絶対勝てるということです。分かりにくかったらごめんね。
サケブシッポ @メンタルハーブ
陽気HS252B4 こだいかっせい 鋼テラス
封印 眠る 願い事 砂嵐
呪いミラーになったときに絶対勝てるポケモンを探した時、眠るを封印して回復させなければ勝てるのでは?と思い採用した。
ドオーに向かってうっきうきで出したら呪い打たれなかったのでTODで負けた。
アホなのかな?
サーフゴー @スカーフ
HS252B4 黄金の体 霊テラス(鋼が理想)
トリック 砂嵐 怪しい光 眠る
選出誘導枠。絶対勝てるって時にeasywinするためにちゃんと育てた。
ゲンガーに出したら指振りされた。指振りの攻撃を食らった状態だったので時間稼がれてTODされたら負けだったけど彼は指を振り続けた。
選出誘導というかなんというか。シャワーズが本命とばれないようにするためにブイズを入れてみた。プリンも同様だが、ププリンとプクリンは滅びの歌使いのガチポケモンなので「ププリンとプクリンの劣化だけど滅びの歌するのかなぁ、制限時間的に滅びる前に試合終わるのになぁ」と油断を誘える(願望)。
5.いざ対戦!
めっちゃ負けた。
うん、まあしょうがない。 とりあえず敗因を分析していきますか。
VSノノクラゲ
なんとこのノノクラゲとシャワーズは5回も再戦している。地獄かな?
【ノノクラゲ 特性でサーフゴーに一矢報いることができる。宿り木ときのこのほうし、挑発といい技を覚える。】
最初の2回はシャワーズの初見殺し性能により勝つことができたが、以降は相手が対策してくる。
こちら目線では挑発に対する対抗策がメンハしかないので短期決戦に持ち込まないといけないこと、こちら側の打点が呪いであり眠らないとTOD負けしやすいこと、相手の打点は宿り木であることを意識しないといけません。
それを踏まえてお互いがとった行動がこちら。
A 守る→呪い→眠る
B 守る→雨ごい→呪い→眠る
ノノクラゲ
A ?→挑発→宿り木
B ?→きのこのほうし→宿り木or挑発→?
記号が同じ場合はシャワーズの勝ち、違う場合はノノクラゲの勝ちだと思います。Bに関しては時間がシビアですけどね。
で、私は再戦の3回で見事に全部択負けしました。 まあしゃーないかなぁ。もっといい方法もあったのでしょうか。
VSドオー
シッポの解説で書いた試合。相手はドオー単騎だったのでシッポを出しました。シャワーズ出しても砂嵐があると勝てないので呪い勢対策枠を出すべきでしたが、シッポが弱いのが悪いです。
VSヤドラン
こちらはシャワーズ。
…なんで負けたのでしょうか。ヤドランはHPぶっぱと仮定。 ヤドランのHPは偶数だったように記憶していますがそれが間違いなのか、食べ残しなど回復を見逃しているのか、TODの仕様によるものなのか。よくわからない。この謎が解けた方やヤドランを使われていた方は是非どうしてか教えてください。
VSトリトドン
最終戦。相手も呪い型だったので砂嵐がなければ勝ちかなぁっと思っていたところ。コントローラーのスティックがずれてしまい、見事に押しミス。メンタルブレイク即降参。バイバイ、変化技1on1。
6.反省会
・全体的に考察不足。特に宿り木の種について。マジックガードが存在しない環境であり最強格の定数ダメージである呪いにたどり着けたところまではよかった。しかし、呪いは体力が減るため回復技を挟む必要があり、ポケモンによってはテラスタイプをゴーストに固定しなければならないという欠点がある。宿り木も演出が稼げ、眠るで防げない定数ダメージなのにあまりにも考慮していなかった。最終的に宿り木を使わないとしても身代わりによるメタだとかTODによる勝ち筋とかいろいろ考慮すべき。
・スカーフトリックについても甘えすぎ。サーフゴーがトリック後何もしてこないだけで普通のポケモンは金縛りとか挑発とかしてくるぞ。
・パーティふざけすぎ。普通にヘイラッシャとか呪い対策枠とかいろいろ詰め込んだほうがいいに決まっている。
・とはいえシャワーズでニチャニチャできてよかった。
7.終わりに
最後にここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は残念な結果に終わってしまいましたが、ぜひともリベンジしたいと思うので大会の主催、よろしくお願いいたします。(他力本願)
今作SVにおいての変化技1on1はサーフゴーのありなし、テラスのありなしによって環境が大きく変わることが予想され、またマジックコートや不器用トリックの習得者不在により剣盾とも全く別物となっています。まだまだ語りたい事はたくさんあるのでまた記事書くかもしれません。
それでは。